自毛植毛のデメリット

2015年08月19日 09:31

■植毛部以外のAGAの進行は止められない

自毛植毛は自身の髪の毛を移植するため、植毛できる範囲に限りがあります。

薄毛が広範囲に進行している場合は、全領域に対して植毛を施すことはできません。

また、毛組織は採取される前の条件を引き継ぐため後頭部から移植した髪の毛は「5αリダクターゼ」の影響を受けませんが、植毛部以外の髪の毛は「5αリダクターゼ」の影響を受け続けるので脱毛が進行してしまいます。

■生着しないと抜け落ちてしまう

自毛植毛は、移植後の細胞が生命活動を持続できるかどうかで最終的な仕上がりが変わります。

生着率を高めるためには、「ドナーを採取してから移植するまでの時間が短い」「ドナー採取時に多くの毛組織を採取できている」「顕微鏡下で毛組織を一つひとつ分ける際、株分けが丁寧に行えている」と言った条件が整っていないと、植毛箇所でドナーが生着しにくくなり、術後に髪の毛が抜け落ちてしまう確率が高くなります。

●合併症のリスク

様々な合併症を引き起こす可能性があります。

主な症状としては、局所麻酔中毒に伴う不整脈や術後の血腫、創感染、痺れ、顔やまぶたのむくみ、一過性の頭皮の知覚異常などがあります。

●費用が高額になる可能性がある

美容整形などと同じ自由診療に該当するので、保険が適用されません。

このた、施術にかかる費用は全額自己負担です。

費用は、病院や施術法によって大きく差がありますが、1株あたり1,000円〜2,000円程度です。

例えば、生え際の後退を補うため400グラフト(髪の毛約1000本分に相当)を植毛する場合は約40〜80万円かかる計算になります。

ある程度薄毛が進行して3000本、4000本と本数が増えていくと、その分コストは膨れ上がっていきます。

●傷跡が残る場合がある

頭皮に傷跡が残ってしまう恐れがあります。

また加齢により頭部全体が薄毛になり、植毛の傷跡を隠せなくなることも考えられます。

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